第一回信州おもてなし大賞

平成26年3月27日に『信州おもてなし大賞』の表彰式が行われました。

1.目的

県内の企業・団体または個人が実践するおもてなしの活動の中から、他の模範となる取組みや優れた功績等を表彰する。

なお、表彰団体には、今後も県内のおもてなしをリードすべく、ノウハウの公開など情報発信に努めていただく。

2.選考の考え方

特定の業界に限定されるものではなく、あらゆる業界、地域、県民から「自分たちにもできる」という意欲につながるものであること。

3.受賞者

信州おもてなし大賞(知事表彰)3団体、奨励賞(信州キャンペーン実行委員会長表彰)4団体

taisho

 

伊那市立高遠中学校

観桜期の全生徒のおもてなし活動

omotenashivol1_ph01高遠さくら祭りの最盛期に、高遠中学校校庭を無料駐車場として一般開放し、駐車場やトイレの案内、早朝から30分おきに行うトイレ掃除や、桜茶の振る舞い、土産物販売を実施している。
また、訪れたお客様に自分たちの地域を楽しんでもらうために、歴史・文化・交通状況・周辺の観光地などの事前学習を行い、案内している。
この期間の経験が、気持ちの良いあいさつが響き渡る校風を創り、来賓があるたびに、トイレ掃除や玄関掃除などを自主的に行うなど、おもてなしとしての「ふるまい」が学校教育の中で育まれている。


仙仁温泉岩の湯

故郷に帰ってきたような「癒し」の空間を提供

omotenashivol1_ph02「わが社は幸せをアートする」という企業理念を掲げ、お客様にどう対応できたかを日々の朝礼の中で話し合い、社員の自己検証力を高めている。
また、ホームページを持たず、電話のみで宿泊予約を受けているにもかかわらず、リピーターも多く、客室稼働率が非常に高い。
一方で、スタッフが生き生きと働いていることがお客様の満足に繋がると捉え、年末年始、クリスマスなどを休業とするなど、社員が家族と過ごす時間の確保に取り組んでいる。
施設の設備等は、敢えてテレビを隠したり、3世代で楽しめる洞窟風呂を設置するなど、信州の自然を身近に感じながら大切な家族と有意義な時間を過ごしてもらえるような独自の「しつらい」が随所にされている。


社会医療法人財団慈泉会 相澤病院

病院で輝くホスピタリティ

omotenashivol1_ph03問診票記入時のプライバシーを配慮して個別の患者ブースを設けたり、正面玄関受付窓口にフロアアテンダントを配置し総合的な案内業務を行うなど、早くから 患者の立場に立った医療を提供し、2013年2月には国際的な病院品質の認証であるJCI(Joint Commission International)を国内で6番目、甲信越では初めて取得している。
入職2年目の看護師がホテルでおもてなしの心を学ぶホスピタリティ研修や、接遇改善委員会の設置、朝の挨拶運動の実施など、医療の現場において、患者に対するおもてなし向上に日常的に取り組んでいる。

 

 

 

shorei

 

日本レクシー(株)

社員の発想で感動を届ける温泉施設

「お客様に喜んでいただこう。そして感動していただこう」という経営理念を掲げ、日帰り温泉施設「地蔵温泉十福の湯」「関谷温泉湯っ蔵んど」の運営を行う。
全スタッフが参加しておもてなしを学ぶおもてなし温泉塾や、おもてなし委員会の設置ほか、「日本一のピカピカトイレ」や、お客様が落としてしまったソフトクリームを無料で作り直して差し上げる「損して得取れ運動」の徹底、地産地消にこだわった料理など、スタッフが考案した取組みを、社を挙げて実施している。

 


 (有)信大開発

笑顔と真心で、信州暮らしのサポート

「信用と信頼で業者や地域の方、同業者と協力しながら共に大きくなろう」という志を持ち、スタッフ一人ひとりが県の観光大使になったつもりで、不動産の紹介を行う。お客様には、信州の食文化などの話をしながらお茶を出したり、時には漬物、果物などを提供したりしている。また、希望と楽しみを持って引っ越してきてほしいとの思いから、近隣の観光情報などをお伝えできるよう全社員が心掛けている。

 


 伏見屋邸サポート倶楽部

古民家で田舎暮らしを味わうおもてなし

旧中山道沿いの諏訪大社下社秋宮と春宮の中間に位置する「伏見屋邸」で、シルバー人材センターの会員等による、湯茶(持ち寄りのお漬物・地域の食べ物)の振る舞いや、建物の説明、史跡・文化財等の周辺観光案内を行う。地元の人々や小中学生に対しても吊るし雛など趣味の作品を展示できる発表の場を提供したり、宿泊体験・おもてなし体験をかいさいしたりするなど、世代を超えた交流の場として機能している。
こたつにあたりお茶を飲みながら、地元の人々の暮らしぶりや昔話などを織り交ぜた会話を楽しむひとときは、物見遊山な観光では味わえない触れ合いの時間を提供している。

 


 松本おかみさん会

女性の力で商店街を活性化

「おもてなし街づくり」をテーマに、女性ならではの視点で松本の文化・歴史・観光を元気にPRしようと、数々の研修会や視察で研鑽を積み、イベントにも積極的に参加し活動を続けている。
また、街全体で観光客に心からのおもてなしができるよう、観光案内を行っている200以上の商店に市の観光パンフレットを設置したり、「松本まちなかインフォメーションシール」を提示したりすることで地域のおもてなしを牽引している。

 

4.選考経過

(1)募集期間

平成25年12月3日(火)~平成26年1月15日(水)

(2)募集件数

計41件

(3)第1回信州おもてなし大賞選考委員会

開催日:平成26年3月6日(木)

審査員:清水愼一氏(立教大学観光学部兼任講師)
高野登氏(人とホスピタリティ研究所代表)
福島規子氏(九州国際大学教授)
長野県観光部長 野池明登